原田芳雄の葬儀

別に追悼番組ではなかったようですが、CSでは若かりし原田芳雄の不良性感度100%のアクション映画を今次々に放映していて、たまたまそれを観ていたら、もみ上げの長い原田さんは、やっぱ超カッコよかったですよ!!

その原田さんの葬式に、同じく不良性感度120%のロッカー内田裕也が参列したそうで、ブルースシンガーでもあった原田さんは、けっこう悪い気はしなかったのではないでしょうか。

その内田裕也を見放している(?)樹木希林が原田さんの逝去に触れて、「大震災があった今の世で、布団の上で死ねたのは上出来」と言ったそうですね。いやあ、きりんさんは、やっぱ傑女です!! 超尊敬:D)| ̄|_

   百日紅こころおだやかならざるも    大波

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追悼 原田芳雄

台風が来て大きな被害をもたらしているようですね。震災地ではどうなのでしょう?気がかりです。

俳優の原田芳雄さんが亡くなりました。彼は私より4歳年下ですが、最近病気で見る影もなくやせ衰え、車椅子で映画の舞台挨拶に登場したのをテレビで見たときから、容態を案じていました。

原田さんは、40年近く前に黒木和雄監督の映画「竜馬暗殺」や「祭りの準備」を観て以来の大ファンでした。年齢を重ねるにしたがって、どんどん味わい深くなってきた役者だと思います。近年では、やはり黒木監督の「父と暮せば」が原田さんならではの印象深い演技だったですね。

男っぽい役者が少なくなっていく中の貴重な一人だったのに…。ご冥福を祈ります。

   鉢の花ふるへ野分の先触れに      大波

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木枯し紋次郎

今、お盆なんですねえ。

私は東北人なので、お盆も月遅れの八月です。でも、あしたのお中日は、どこか都内の霊園を覗いてこようかなと思います。

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話はコロッと変りますが、最近CSで「木枯し紋次郎」を連続放映しているのを、せっせと録画しています。

やっぱ、メチャ面白いんですよねえ。(いまのテレビドラマは、メチャ面白くないし…)、特に凄いのが、毎回出てくる特別ゲスト。殆どが大女優さんです。小川真由美さん、香山美子さん、扇千景さん、扇ひろ子さん、赤座美代子さん、野川由美子さん、緑魔子さん、大原麗子さん、渚まゆみさん、鰐淵晴子さん、小山明子さん。…どうです、ケンラン豪華でしょう? 悪女だったり、ワケありの旅の女だったり、幸薄い地付きのひとだったり、今では絶対に見られない魅力満載のラインアップです。

これからテレビドラマがどんどん面白くなくなっていっても、もう大丈夫。私はこの録画DVDを抱きしめて余生を送るつもりですから(笑)。

   LED電球暗き草の市      大波

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バラエティ番組

きょうも写真はありません。写真撮るのって、けっこー体力が要るんですよ。こうクソ暑いと体力勝負はいっさいダメ。頭脳勝負は、もっとダメだけど…(笑)。

最近テレビドラマも映画もあまり観なくなって、以前はまったく好きではなかったバラエティ番組に心が傾きつつあるのが不思議です。これってど~ゆ~こと??

と言っても、毎回かならず観るバラエティがあるわけでもありません。比較的よく観るのが「はねるのトビラ」と「ネプリーグ」かなあ。塚地とか原田泰造とかをわりと気に入ってるのですが、彼らは普通のドラマや映画にも出演しているし、どちらかというと硬派の芸人なんでしょうかね?

雑誌のファン投票などで「もっとも嫌いな芸人」に選ばれている江頭2:50、私はどちらかというと彼の爽快な品の悪さが決して嫌いではないんですよね。もっとも「えがちゃん」は最近被災地への支援活動で、急速に人気挽回しているのだとか…そうか、そうか、それはよかった。

今夜も寝苦しくなりそう。あしたは梅雨が明けるのかなあ。

   分譲の土の乾ける小暑かな     大波

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雨の映画

きょうも結局、雨になりましたね。

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雨の映画というと、結局、この「雨に唄えば」ということになりますかねえ。

ジーン・ケリーが土砂降りの中で、水溜りをバシャバシャやる楽しさ!!

他に私は、故ナタリー・ウッドが素敵だった「雨のニューオリンズ」が好きでした。

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「マイ・バック・ページ」つづき

きのう観た青春挫折映画「マイ・バック・ページ」の興奮から、まだ醒めきっていません。006


懐かしいと言ったらヘンですけれど、学園の壁に殴り書きされた「造反有理」や「連帯を求めて孤立を恐れず」といった字、バリケードや白ヘルメット、ゲバ棒、マンガ雑誌「ガロ」などの小道具の数々が登場し、あの時代を表現するのに大きな役割を果たしていました。「三丁目の夕日」的なCGによる時代背景よりも、強烈な説得力があったと思います。005


劇中に松山ケンイチがギターを弾きながら歌う「雨を見たかい?」、うぉっ、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルだぜっ!と、随喜の涙をこぼしてしまいました(笑)。主人公の妻夫木聡がアベックで観る映画が、アメリカン・ニューシネマの佳品「ファイブ・イージー・ピーセス」だったのにも、何やら深い感銘を受けました。007


あの時代には、万博があり、よど号がハイジャックされ、三島由紀夫が割腹したんですよね。ある意味でメチャクチャな日本だったと思いますけれど、愚かさの極まった今の日本よりも、少しだけ好きです。妻夫木聡が流した青春の敗北の果ての涙も、本物の苦い苦い涙だったんだなあと思いました。


梅雨晴のごときマイ・バック・ページかな      大波

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映画「マイ・バック・ページ」

この映画だけは、どうしても大きなスクリーンで観たいと思って、「マイ・バック・ページ」を観にいってきました。私もかつては一介の取材記者であり、60年代末に某大学全共闘のバリケード砦に潜入取材した体験などもあることから、当時は若手記者だった映画評論家川本三郎さんの原作回顧録を、心を痛めながら読んでいたためです。002


東大安田講堂の「陥落」のあと、すべての学生運動が潮を引くように鳴りを潜めるとともに、いわゆる過激派がますます尖鋭化してついに連合赤軍事件にいたったあの時代の空気が蘇ったような、辛い暗鬱な映画でした。主演の妻夫木聡や松山ケンイチをはじめ、当時はまだ生まれてさえいなかったり、ほんの子どもに過ぎなかった若い映画人のつくった作品だけに、必ずしもあの頃の空気を正確に伝えているとは言えないかも知れませんが、私を含めてあの時代の若者たち誰もが抱いたであろう「挫折感」だけは、なまなましく浮き上がってきたように思いました。001


それだけに、終幕で何もかも失ってしまった妻夫木聡が、こらえきれずに涙を流し続ける場面には、やはり胸を打たれました。雑誌「キネマ旬報」で原作者の川本さんが、東日本大震災を経たような困難な時代にはむしろ暗く重い映画こそが励ましになる、負の力がむしろ人間を鍛えてくれると書いていましたが、まったくその通りだと思いました。


スクリーンの粒子の荒き若葉寒      大波

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大河ドラマの宮沢りえ

大河ドラマ「江」は、次々に事が起きる割にはどうも展開がゆるいなあ、脚本の田淵久美子さんは「篤姫」の時ほど調子が出ていないのかな、などと思っていました。003


しかし、昨夜の宮沢りえの演技には、すっかり引き込まれてしまいました。両親を死に追いやった憎い仇と思いながら、秀吉(岸谷五朗)に次第に心を奪われていく宮沢りえの恋の表情、仕草からは目が離せませんでした。001


宮沢りえは「たそがれ清兵衛」をはじめ、「トニー滝谷」「父と暮せば」「阿修羅城の瞳」「オリヲン座からの招待状」などの映画で佳演を繰り広げていましたが、テレビドラマでここまで張り詰めた演技を披露するのは、ひさびさのことだったのではないでしょうか。りえちゃん、やっぱり最高!002


ヒロイン江の上野樹里は、淀殿になるりえちゃんと先々対立する関係になるのだと思いますが、この通り、りえちゃんはやっぱり手強い相手だぞ、がんばれや。

台風は、もう通り過ぎちゃったのかな?

説教の声のくぐもる梅雨の寺       大波


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追悼 長門裕之

旧聞に属しますけれども、長門裕之の逝去を悼みたいと思います。そんなに大俳優という人でもありませんし、役者としての実績は弟の津川雅彦の方がやや勝っているかなとも考えます。Photo


軽い、というのが俳優としての印象でしたね。例の「太陽の季節」でもその印象は変わらず、結局、ほんの脇役だった石原裕次郎に食われてしまった感じでした。001


でもその後、「にあんちゃん」をはじめ、「盗まれた欲情」「果てしなき欲望」、そして「豚と軍艦」とたてつづけに今村昌平監督の映画に出演していた頃の彼は、持ち前の軽量級の演技が冴えわたっていたと思います。その後は「秋津温泉」や「バージンブルース」などのほかにはあまり記憶に残っていないのですが、訃報に接してみるとやはり同じ時代を生きた俳優さんだったなあと感慨を深くせざるを得ませんでした。ご冥福を祈ります。


青葉して暗い電車が駅に着く      大波

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朝ドラ「おひさま」

「おひさま」は、私も何度か吟行に行っている安曇野の風景が、実に美しくカメラに捉えられているのが、なんと言っても最大のポイントですね。002


主演の井上真央ちゃんは若手だけれども既に大ベテランの域に達している女優さんだけに、ちょっとどうなのかな?と最初は危惧していましたが、肩肘を張らない素直な演技をみせているのは流石ですね。これから激動の昭和史を一人の女性として乗り切っていくわけですから、なるほど、真央ちゃんほどの演技力を秘めた女優さんでなければ、この朝ドラはつとまらないのだろうということが、だんだん分ってきました。001


しかし、私が好きなのは、若尾文子が現代の陽子として斉藤由貴の主婦に自分の過去を回顧してみせる要所要所のシーンです。この二人の会話のさりげない面白さが、物語全体をふっくらしたいい感じの流れにしていると思います。「ちゅらさん」でブレークした脚本の岡田惠和さんの手腕が、大きな力を持っていると思いました。003


岡田さんは、ヒロインを単に戦争に巻き込まれたかわいそうな女性という視点では描きたくないと話しており、戦争が日常であった時代にごく普通の女性としてどう生きたかを物語っていくとのことです。大震災のために一週間遅れでスタートしたこの朝ドラが、今の調子で明るく生き生きと続いていってほしいなと心から思いました。


星ひとつ背に負ふ虫や新樹光      大波

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