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訃報あいつぐ

森光子、勘三郎、デイブ・ブルーベック(ジャズピアニスト、「テイク・ファイブ」が有名)と、同時代を生きた人々の逝去の報が相次いで飛び込んできます。

今度は小沢昭一さんか。

勘三郎は、私が就職した年に京都で、まだ4歳の勘九郎時代の父子共演の舞台を観ています。可愛らしいのに芸が達者、という末怖ろしいイメージを植えつけられてしまい、以後いつまでもあの幼な顔を重ねて勘三郎さんの芸に触れていたようです。

小沢昭一さんは、私がまだ「NHK俳壇」誌編集の現役時代、何度かゲストでスタジオに来られたときに、お会いしています。図々しいような、シャイなような、独特な雰囲気を持った方だったと思います。今村昌平監督作品では「エロ事師たち」よりも、「果てしなき欲望」での臆病なのに欲の皮が突っ張った教師役が絶品だったと思います。「シ、シ、シ」という歯の隙間から洩れてくるような笑い声を思い出します。

森光子さんは、一、二度舞台を拝見したかも・・・あまり覚えていません。済みません。杉村春子さんや山本安英さんの舞台は、はっきり覚えているのにね(笑)。

ブルーベックは、日本のジャズファンにはあまり人気のない人でしたね。大ヒット作の「テイクファイブ」だって、美しいポール・デズモンドのアルトサックスやジョー・モレロの歯切れのいいドラムは誰でも褒めるけれど、デイブの変拍子ピアノにはみんなそっぽ向きましたもの。私は「デイブ・ディグス・ディズニー」という、デヒズニー映画の主題歌をジャズ演奏したデイブのほかほか温かいアルバムが今も大好きです。

     また一人去りてゆきたる寒日和       大波

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