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今年の日本アカデミー賞

未曾有の大災害のあった年に、抜きん出た映画が作られなかったのは、やむを得ないことだったかも知れませんね。

日本アカデミー賞で最優秀作品賞を得た「八日目の蝉」、あれが各賞を総なめするほど優れた作品だったとは、どうしても思えないのです。母性をテーマにした刺激的で面白い女性映画であったことは私も認めますけれども…。

かと言って、「大鹿村騒動記」も、原田芳雄追悼という部分を割り引くと、これぞベスト・ワンとは言い切れない気もします。「一枚のハガキ」も、99歳の老監督の力作という要素を加味してナンボという映画だったのでは?

政治・経済・文化等々ことごとく地盤沈下している日本の現状では、映画もまた長い低迷期を歩き続けているのかも知れません。

今夜のテレビで、3・11の映像記録をあらためて観て、言葉を失いました。あの衝撃を乗り越えるにはまだまだ時間が必要なのかも知れませんが、映画芸術に対しても、被災地に向って発せられるのと同じ言葉を贈りたいと思いました。

あきらめないで!

   三月の水底漁る鴨の尻     大波

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