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映画「大鹿村騒動記」

今頃DVDでこの映画を観た私、「遅いっ!」と故原田芳雄に叱られちゃいそうですが、まあ面白い作品だったので、つくづくよかったですね。

でも、こんなこと言ったら失礼かもしれませんが、原田芳雄という俳優は、最後まで存在感だけで勝負!という人でしたね。別な言い方をすれば、「演技」などという小ざかしいものとは生涯無縁だった人。つまり、偉大なる大根役者だったのでは?…だからこそ、「竜馬暗殺」や「祭の準備」以来、ずうっと原田さんファンだったのですけれど。

凄みと滑稽が同居する原田さんのキャラは、この遺作でも揺るぎのないものでした。黄色と黒のツートンカラーの派手なゴム長がよく似合うこと!(笑)

この映画は、実在の長野県大鹿村に伝わる古い大鹿歌舞伎を中心に、人間喜劇のあれこれが繰り広げられます。東北地方の別の村落で、私も農村歌舞伎を見たことがありますが、ああいう土くさい伝統芸能にとことん「惚れこんだという原田さんは、実にまっとうな俳優だったのかもしれないです。

   夕映えて今年つくづく梅遅し      大波

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