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追悼 立川談志

仙台で学生生活を送っていた私は、ちょくちょく上京しては新宿や上野の落語寄席に通いつめていました。ホール落語と呼ばれた東宝名人会などにもよく行って、志ん生や文楽、円生など名人のナマの高座に触れることができました。

そんな落語好きだったのですから、談志の高座も一~二度は見聞きした筈ですが、実はあまりよく覚えていません。亡くなった方にこんな言い方をしたら失礼だとは思いますが、たぶん私にとって談志の落語というものは、あまり必要ではなかったようです(故志ん朝などの落語は、ほんのちょっとは必要でした)。

当時は高座から客を罵倒するような落語家は他にもいたと思いますから、談志の口調にそれほど「毒」を感じませんでしたし、強い印象を残したということもなかったようです。また、彼が古典落語を信奉しているのはよく分かりましたけれども、表現の仕方や語り口がおそらく私の好みとは合致しなかったのでしょうね。今となっては、もう少し丁寧に、じっくりと、彼の落語を聞いておけばよかったな、と思います。

語るのを仕事にしている落語家が、声を失う病気に苦しんだとは、さぞ辛かったことと思います。たいへんでしたね、ご苦労様でした、と心から言ってあげたい気持ちです。

Pb290144

山茶花がもっとも美しいのは、今頃の季節でしょう。でもどれだけ満開に咲き誇っても、少しも華やかな感じがしないのが、この花なんですね。

   さざんかの垣やちひさき野球場    大波

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