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あの丘越えて

きょうは、写真も撮ってないし、何も書くことはないので、このままおやすみなさいしようかなと思いましたけど、ブロガーの責務はそんな甘いもんやないで、と叱られそうな(笑)気もします。

私より4歳年下ですが、かつて「ジャズ宣言」という過激なジャズ評論書をかいた平岡正明というゲリラ評論家がいます。一昨年、亡くなりました。この人の遺作となった「美空ひばり~歌は海を越えて」(毎日新聞社)という本が、メチャクチャに面白いです。

笠置シヅ子=服部良一チームと美空ひばり=古賀政男チームの対立といった図式化は、平岡さんのマイペース音楽評論の面目躍如といったところ。さらに横浜の美空ひばり、横須賀の山口百恵との宿命的な対決も、ワクワクするリズムの文章で書かれています。生粋のひばり艶歌ファンには、あまり向いてはいない評論かも知れませんけれどねえ。

ところで女王ひばりの代表曲は、「悲しい酒」「柔」「りんご追分」とかいっぱいありますけれど、私が好きなひばりの一曲は「あの丘越えて」、今ではほとんど省みられない青春抒情歌です。「山の牧場の夕暮に 雁が飛んでるただ一羽 私もひとりただひとり…」という主題歌は、ひばりと同年齢(当時14歳)の私の胸をキュ~ンと締めつけたもんです。いやはや今となっては、かなりテレくさいですなあ(笑)。

きょうのムダばなしは、これで、おしまい。


こもりゐにどろりと赤き梅雨の月      大波

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