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「マイ・バック・ページ」つづき

きのう観た青春挫折映画「マイ・バック・ページ」の興奮から、まだ醒めきっていません。006


懐かしいと言ったらヘンですけれど、学園の壁に殴り書きされた「造反有理」や「連帯を求めて孤立を恐れず」といった字、バリケードや白ヘルメット、ゲバ棒、マンガ雑誌「ガロ」などの小道具の数々が登場し、あの時代を表現するのに大きな役割を果たしていました。「三丁目の夕日」的なCGによる時代背景よりも、強烈な説得力があったと思います。005


劇中に松山ケンイチがギターを弾きながら歌う「雨を見たかい?」、うぉっ、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルだぜっ!と、随喜の涙をこぼしてしまいました(笑)。主人公の妻夫木聡がアベックで観る映画が、アメリカン・ニューシネマの佳品「ファイブ・イージー・ピーセス」だったのにも、何やら深い感銘を受けました。007


あの時代には、万博があり、よど号がハイジャックされ、三島由紀夫が割腹したんですよね。ある意味でメチャクチャな日本だったと思いますけれど、愚かさの極まった今の日本よりも、少しだけ好きです。妻夫木聡が流した青春の敗北の果ての涙も、本物の苦い苦い涙だったんだなあと思いました。


梅雨晴のごときマイ・バック・ページかな      大波

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