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朝ドラ「おひさま」

「おひさま」は、私も何度か吟行に行っている安曇野の風景が、実に美しくカメラに捉えられているのが、なんと言っても最大のポイントですね。002


主演の井上真央ちゃんは若手だけれども既に大ベテランの域に達している女優さんだけに、ちょっとどうなのかな?と最初は危惧していましたが、肩肘を張らない素直な演技をみせているのは流石ですね。これから激動の昭和史を一人の女性として乗り切っていくわけですから、なるほど、真央ちゃんほどの演技力を秘めた女優さんでなければ、この朝ドラはつとまらないのだろうということが、だんだん分ってきました。001


しかし、私が好きなのは、若尾文子が現代の陽子として斉藤由貴の主婦に自分の過去を回顧してみせる要所要所のシーンです。この二人の会話のさりげない面白さが、物語全体をふっくらしたいい感じの流れにしていると思います。「ちゅらさん」でブレークした脚本の岡田惠和さんの手腕が、大きな力を持っていると思いました。003


岡田さんは、ヒロインを単に戦争に巻き込まれたかわいそうな女性という視点では描きたくないと話しており、戦争が日常であった時代にごく普通の女性としてどう生きたかを物語っていくとのことです。大震災のために一週間遅れでスタートしたこの朝ドラが、今の調子で明るく生き生きと続いていってほしいなと心から思いました。


星ひとつ背に負ふ虫や新樹光      大波

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