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作詞家・秋元康

AKB48の仕掛け人ではなく、作詞家としての秋元康に興味を抱き始めたところに、角川さんがとうとうやりましたね。001


「別冊カドカワ 総力特集 失われた詩人としての秋元康」という一冊。さっそく買い求めましたが、はて?こういう雑誌って、私のような変人のほかに誰が買うんだろうか?それとも、前田敦子とか大島優子とかAKBのスタークラスがずらりとカラー写真で並んでいるから、結構売れるのかも。003


秋元康は、美空ひばりの「川の流れのように」や小泉今日子の「なんてったってアイドル」のようなヒット曲を数多く持っている人ですが、私が最近興味を覚えたのはAKBのミリオンヒット曲「Beginner」です。歌の出だしでいきなり「きのうまでの経験とか知識なんて荷物なだけ」という固い言葉が飛び出してくるような歌は、アイドルたちの歌としてはほかにあまり例を見ないのではないでしょうか。「River」もそうですけれど、おシャレでポップなラブソングを書く反面、なんだか生硬でメッセージ性の高い歌詞も平気で書いてしまうブキミな作詞家だなあとつくづく思います。002


この雑誌では、作詞家秋元康を、田原総一朗や林真理子、岩井俊二、篠山紀信らがさまざまな角度から語っていてなかなか面白いのですが、一番面白いのは最後の秋元康本人の単独インタビューでしょう。「プロデューサー秋元が作詞家秋元に発注する感じ」と自分の二重性を分析しているくだりがツボです。なるほど、私のような老人までもAKBブームに巻き込むわけだなあ、と感心してしまいました。

裏山にはや老い初めてケキョと鳴く      大波

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