矢川緑地の蛇
大震災以来超萎え~の俳句魂を、なんとか復活再生の方向へ導きたいなと思って、ひさびさに矢川緑地の吟行に出かけました。春から初夏に季節が移り変わるときに起こる強い風に、背中を押されたような気がします。
驚きましたねえ。たぶん八重桜の花びらだと思いますが、矢川にはピンク色の花筏が流れるともなく漂っていて、なんだか夢の中の光景のような気がしました。
湿地帯には、お約束のように、可憐な狐の牡丹が黄色い花を咲かせていました。藤棚からは早くも藤色の小さな花がこぼれており、いかにも「春惜しむ」という気分になってきました。
この横たわるベルトのようなもの、蛇のしっぽです。かなりの大物で、たぶん青大将。悠然と矢川の石垣の穴に入っていきました。す、すげえ!
蛇出でて花屑の川眺めをり 大波
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