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大震災とアート

発売中の雑誌を見ますと、東日本大震災の影響がさまざまな分野の文化芸能に及ぼしていることが、はっきり分ります。001


雑誌によっては巻頭の特集記事を組んだりしているのですが、災害見舞いのページを設けただけで特集などのない雑誌も、計画停電などで発売日の遅延等の影響を受けていたことが編集後記に記されています。002


中でも深刻なのは映画界かもしれません。「キネマ旬報」によりますと、クリント・イーストウッドの「ヒアアフター」や中国映画の「唐山大地震」などかなり数多くの映画が上映中止せざるを得なくなったほか、製作延期になった映画もあるようです。また、原発問題や災害対策などに映画製作者が今後どう取り組んでいくべきか、真剣な議論も雑誌に掲載されており、文化状況が大震災で一変したことを肌に感じます。003


俳句の雑誌では、有名俳人による「励ましの一句」という特集が目につきました。通して読んでみると、「もの言わぬ文芸」である俳句が、こんな時に言えることはやっぱり限られているなあ、というのが正直な感想です。作者の善意は痛いほど分るのですけれどもね……。

ふるさとの草青み初むころなれど     大波(「大」春号より)

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