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村上春樹「村上ソングズ」

ほたるさん、ふるさと仙台がホワイト・クリスマスだったなんて、知りませんでしたよ。私が子どもの頃は、仙台だってしょっちゅう雪が積もっていましたが、近年では珍しくなっていたようで、青葉山の雪を見に行きたかったなあ。とにかく、年賀状書き、がんばってくださいね。私もすべてパソコンまかせながら、作業進行中です。2010_12_27_001


さて私は、村上春樹さんの小説は、「ノルウェイの森」ぐらいしか読んだことがないのですが(しかも内容はほとんど忘れてしまった…汗)、ジャズを中心にした音楽について語る春樹さんの本は大好きなのです。この新書版「村上ソングス」(中央公論新社)も、その一冊。2010_12_27_002


この本では、ジャズやポップス、ロックなどさまざまな歌の原詞を、春樹さんが翻訳すると同時に、エッセイ風の楽しい解説を付けており、翻訳家でもある春樹さんならではの一冊です。例えばヘレン・メリルが歌った「ブルーに生まれついて」(Born To Be Blue)については、作曲のメル・トーメのレコード・ジャケットをあしらった和田誠さんのイラストも素敵だし、春樹さんの文章もヘレンの歌への溢れんばかりの愛情が満ちていて、最高です。2010_12_27_003


レイモンド・チャンドラーの「ロング・グッドバイ」(長いお別れ)のからみもあって、私の最大の愛聴曲「さよならを言うたびに」(Ev'rytime We Say Goodbye)についても、ジューン・クリスティの歌を「美しい楷書体のような音楽」と書いた春樹さんに深く共感してしまいました。素敵な文章家ですねえ、春樹さんは。チャンドラーの「リトル・シスター」(かわいい女)の翻訳は近々読む予定ですが、文庫になった「意味がなければスィングはない」(文春文庫)も早く読まなくちゃ!


賀状かく無沙汰をわびる心地にて       大波

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