村上豊展
村上豊、という画家をご存知でしょうか?夢枕漠の「陰陽師」文庫版の表紙絵を描いているのが村上さんで、その飄逸味たっぷりの絵を見れば、誰でも「あ~、これを描いたのが村上豊さんか」と思い当たる筈です。
その村上豊さんの展覧会が、目白の講談社野間記念館で開かれているので、観に行ってきました。展覧会の撮影はできないので、写真をお目にかけることもできませんが、私と一つ違いの村上さんの心なごむ絵の数々をたっぷり愉しんできましたよ。
野間記念館に行くのには、江戸川橋から椿山荘のお庭や建物を通りぬけて、坂の上に登っていくのがベストコースですが、ここも今が紅葉の最後の見頃。この錦秋の光景も、なかなか見ごたえがありました。
実は、すべてを観終えて東京駅に向ったところ、駅の手前で偶然、美智子妃殿下がお車で通り過ぎるのに出くわしました。妃殿下は車内から笑顔で小さくお手を振られ、びっくりしながら私たちもまた一心に手を振ったのでありました(笑)。
妃殿下のお手振りたまふ師走かな 大波
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