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映画「ヴィヨンの妻」鑑賞読本

渋谷で句会があって愉しい時間を過ごしたあと、公園通りパルコ地下のブックセンターに寄りました。ここは洋書のコーナーもあって、漫画・映画・音楽などサブカルチャー的な本の充実している、いかにもシブヤ的な本屋さんなので、句会のたびに必ず立ち寄っています。今日は、つい先日DVDで観たばかりの映画「ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ」の公式シネマ鑑賞読本(扶桑社)なる本を買いました。Img_0156ページを開くと、主演の松たか子をはじめ浅野忠信、広末涼子、妻夫木聡らのインタビュー記事や根岸吉太郎監督の話などが満載で、それはそれで面白いのですが、中でも楽しかったのがセットや小道具、衣装など昭和20年代のものを揃える写真入りの苦心談でした。そうか、あの凝りに凝った衣装は黒澤和子さん(黒澤明監督のお嬢さん)の手がけたものだったのか。この鑑賞読本の白眉は、巻末に太宰治の原作を昭和22年発行のオリジナルを復刻した形で付けていることでしょう。なんと林芙美子の挿絵があり、紙の質まで赤茶けた古い感じに仕立てた逸品です。こりゃいいや!と喜んでしまいました。そう言えば、帰り道で桜の木の下にいっぱい桜桃が転がっていましたね。

  ひつそりと踏み潰されて桜の実        大波


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