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八日目の蝉・最終回

テレビドラマ「八日目の蝉」、最終回まで観てしまいました。全6回という長時間のドラマに仕立てたせいでしょうか、たとえば小豆島で主人公を愛する漁師(岸谷五朗)が登場するなど、原作にはないストーリーが付け加わったり、かなり大幅に改変されたりしていました。このために、原作の辛口の味わいよりは幾分甘くなったかなという印象が残ってしまいましたが、これは、まあ、小説とは異なるテレビの特性上、ある程度仕方がなかったのかも知れません。原作者の角田光代さんも、つい先日「スタパ」に出演した際に、「ドラマは脚本の浅野妙子さんの世界になっていますから…」と話していました。主演の檀れいは力のこもった演技で、嬰児を誘拐して育てて愛しぬくという難しい役どころに意欲的に取り組み、これで映画デビュー作「武士の一分」からようやく抜け出せたなと私は思いました。また、誘拐された嬰児の成長後の役に扮した北乃きいも、心理的に難しい演技を何とか克服できた感じで、最終回に港で彼女が嗚咽する場面で、私はまたもらい泣きしてしまいました(笑)。この火曜夜のドラマは、これからも意欲的な作品が並ぶようで、次回の阿部サダヲ、佐藤江梨子主演の離婚ドラマもなんだか面白そうですね。

  夏きざす静寂(しじま)の町を通りけり       大波

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