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春風亭鹿の子真打昇進

春風亭鹿の子さんとは、まだ私が俳句雑誌の編集者だった頃、二年間ご一緒に仕事をした仲でした。そのころの鹿の子さんは、俳句はズブの素人。季語も「や・かな・けり」も何も知らない彼女が、斉藤夏風先生とともにあちこち吟行しながら俳句修行をするという連載企画をお願いしたのですが、カンのいい彼女のこと、ぐんぐん俳句が上達するのに目を瞠ったものです。もちろん彼女は、本業の落語の方もがんばり抜いて、とうとうこのほど二つ目から真打に昇進、きょうホテルオークラ平安の間で他の若手落語家3人と共に披露の宴にのぞんだのでした。きょうの鹿の子さんは黒紋付に袴の凛々しい姿で、もともと女流落語家には珍しい美しさに一段と磨きがかかり、私はすっかり見惚れてしまいましたよ(笑)。落語家の宴会とあって、余興に不可思議なグレート歌舞伎あり、カントリー風のオヤジバンドの演奏あり、手品ありと、にぎやかで愉しい催しでありましたが、壇上で桂歌丸師匠たちがおっしょっていたように、真打昇進が本当に芸のスタート、これからもっとがんばるぞっという決意の気持ちがほの見えて、なかなか清清しい気分の披露宴でありました。

  真打となりたる春の金屏風         大波

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