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井上ひさし氏を悼む

井上ひさしさんは、私が卒業した仙台一高の先輩です。ただ、井上さんは三歳年上なので、私が入学したときに井上さんは卒業され、完全なスレ違いですけれど…。仙台一高が当時どんな学校であったか、井上さんの名作「青葉繁れる」に詳しく書いてありますが、一言で言えば蛮カラの男子高。東大への進学率が東北一高くて、秀才高という評判が高かったのですが、もちろん例外的な生徒が数多くいたというのも確かなことです(笑)。井上さんは垢抜けしないルックスの持ち主でしたが、これには例外はなかったかも知れません(笑)。仙台一高出身には、ほかに俳優の菅原文太がおり、ね、やっぱり垢抜けしてないでしょ? とにかく、井上さんは人間的にとても親しみの持てる得がたい先輩でした。小説も戯曲もみな面白くて、サービス満点の仕掛けが施され、ひところ夢中になったものでした。なかでも、小林一茶を描いた戯曲が大好き、藤沢周平もそうでしたが、東北人が描く東北人はやっぱり存在感がバツグンなんですよね。もうちょっと生きていてほしかった先輩のご逝去を、心から悼みます。

  あをざめて散る花びらもありにけり        大波

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