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とろろ汁吟行

静岡の丸子(まりこ)の一泊吟行から帰ってまいりました。芭蕉の「梅若菜まりこの宿のとろろ汁」で名高いところで、翁がとろろ汁を啜ったという名代の丁子屋で、ちゃんととろろ汁も食べてまいりました。この丁子屋さんの前を流れる丸子川の土手に並ぶ桜並木が満開の絶景。気持ちよくお花見吟行をしたわけですけれども、実はとろろ汁の前に立ち寄った月の名所・竹の寺の柴屋寺(さいおくじ)という国の名勝がまことに趣きの深いところで、俳句好きな方も、とろろ汁が好きな方も(笑)、ぜひ一度お尋ねになることをお奨めいたします。このお寺には、どういうわけだか、文福茶釜が保存されています。夜は油山(ゆやま)温泉という峡谷の温泉旅館に泊まったのですが、ここではイノシシが檻に飼われているほか、山の上から野性の猿が群れをなして近くまで降りてくるというまことにワイルドな光景を目の当りにいたしました。こういう山里にきますと、満開の桜や桃の花がいっそう美しく目に映るので、ほんとうに仙境に分け入ったような忘我の二日間を過ごしてきた次第です。おみやげは、丸子川の岸部にある茶房で飲んで超おいしかった丸子紅茶でした。

  菜の花やどこへ行つてもとろろ汁         大波

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