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映画歳時記

本当に久しぶりに八王子駅に降り立ち、南口に建設中のスカイタワーにびっくり仰天、そこをぐるりと遠回りして八王子税務署に辿り着き、無事に確定申告を済ませました。駅の北口に非常に趣味の偏った古本屋さんがありまして、大好きなので必ず立ち寄るのですが、例えば澁澤龍彦、夢野久作等々の幻想怪奇趣味の本ならば、まずはこの店を訪ねてごらんあそばせ(済みません、店名を忘れました…汗)。映画関係の本もかなりの量を書棚に並べていますが、今日はその中の滝沢一さんという方の著になる「映画歳時記」(創元社)という本を買い入れました。26年前発行のこの本は、映画一本に俳句一句を添えてミニエッセイを綴るというかなり無謀な企画で(笑)、そのすべてに映画のスチール写真が使われている珍奇豪華本でございます。例えば映画「復讐するは我にあり」の緒形拳が女性の乳房越しにこちらを見ている写真に、「女身仏に春剥落のつづきをり」(細見綾子)の句を添えて、永遠のエロスの美についてマジに書き綴っているのですが、これって、なんだかなあ(笑)。「アラビアのロレンス」の写真に、「かげろへる砂丘の窪の炎えさかり」(山口誓子)は、ツキスギなんじゃないの。…という具合に、なんだかんだとイチャモンをつけながら読んでいると、結構楽しくなってくる一冊なのでありました。

  きさらぎのきつねうどんはぬるかりき        大波

  

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