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辻井伸行のライブCD

全盲のピアニスト辻井伸行がヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで優勝したときのライブCDが発売されましたので(輸入盤)、早速買い求めました。どのCD屋さんでも、クラシックの売場に辻井伸行コーナーが置いてあるほどで、辻井さんは今も超ブレーク中。私は、フジ子ヘミングにしろ、秋山雅史にしろ、異様にブレークした演奏家は苦手とする性格なのですが、辻井さんだけは別。一度彼の演奏を耳にして以来、その超絶的なテクニックと若々しい感性の虜になってしまいました。このライブ盤も噂にたがわぬ凄まじい出来栄えでした。冒頭のショパンのエチュードは、練習曲とは思えないほど高度の技量を必要とする難曲ですが、辻井さんは華麗にバリバリ弾きこなし、しかもお馴染みの「別れの曲」も青春の抒情味がたっぷりで、嗚呼なんと気高く力強い演奏であることよ、とCDプレイヤーの前にひれ伏してしまいました(笑)。コンクールの名前になっているヴァン・クライバーンは、米ソ冷戦下のモスクワでのチャイコフスキーコンクールに優勝し、アメリカに凱旋したときは全米が沸き立つほどの超人気になったということですが、今の辻井人気はそれに匹敵するかも知れませんね。若さの勝利、羨ましいことです。

  大風の去り上弦の昼の月        大波

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