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さよなら、歯の根っこ

ようやく1600余句の選句を終えて投函を済ませた気のゆるみでしょうか、あれれ、奥歯のかぶせものがポロリと取れて、ガランとした空洞状態になってしまいました。すぐ行きつけの歯医者さんに急行。ここはご夫婦で歯科医院をやっておられて、妻の生前から何かとお世話になっているところです。院長先生が私の口の中を一目見て、「あ、こりゃ、根っこからダメになっちゃってるね。全部抜いてしまいましょう」と言って、長年かぶせものを支えてきた歯の根っこをさっさと抜いてしまいました。いやあ、痛かったのなんの! この先生は妙に俳句に興味を持っておられて、治療中に「芭蕉の古池やの句、飛び込んだのは青蛙なのか、殿様蛙なのか、どっちです?」なんて聞くんですよ。こっちは、芭蕉どころではありませんでしたが、「さあ、俳句を読んだ人のお好みの蛙でいいのじゃないですか」といい加減に答えて、痛みに耐えておりました。ひさしぶりに血のしょっぱい味を味わいながら、トシをとると、次々に不幸なことが起こるもんだなあとしみじみ思った梅雨の一日でした。

  羽打つ音忍ばせ梅雨の雀かな        大波

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