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ドラマのないドラマ

……そういうドラマが、最近めっきり増えてきたような気がするのです。例えば、朝ドラの「つばさ」、恋も家族の問題も地域の問題もてんこ盛りの状態で展開されているのですが、そのそれぞれがドラマチックになることをあっさり拒んでいるような気がするのです。多部未華子ちゃんがどんなに深刻に悩んでも、押入れから煙とともにイッセー尾形がしゃしゃり出てきて、軽く笑い飛ばしちゃうではないですか。それから、キムタクの「MR..BRAIN」、これはあきらかにドラマでは全くなくて、バラエティそのものですね。言ってみれば、脳科学バラエティ。演技派の香川照之さんなんか気の毒みたいなもんです。綾瀬はるかちゃんにも「ホタルノヒカリ」ほどの存在感がなく、ふはふはとキムタクの周辺をただ漂っている感じ。考えてみれば、大河ドラマ「天地人」の主役、ブッキー(妻夫木聡)も愛の字のカブトなんか冠っちゃって「ラブ・アンド・ピース」街道を爽やかにひた走っているだけですから、ここにも戦国の血と涙のドラマなんか生まれる筈もないでしょう。あ~あ、たっぷりしたドラマが観たい。「白い春」で頑張っている阿部寛ちゃん、あんまり頼りないけれど、今はあんただけがほんのわずかな頼みの綱かもね。

  温室の天窓くらき梅雨入前        大波

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