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私の恋愛映画ベスト選

悪役ごっこも飽きてしまったなあ、と思っていたところに、コワモテの映画評論雑誌「映画芸術」が恋愛映画の特集を組んでいるのが目につきました。これだ、これだ、愛だよ愛、と直江兼続も言っているじゃないか。パラパラと頁を繰ってみると、巨匠新藤兼人が「モロッコ」「望郷」「カサブランカ」「誰が為に鐘は鳴る」「陽のあたる場所」「ローマの休日」「道」と、私たちの世代ならばだれでもこう選ぶだろうと思うスタンダード恋愛映画を並べていました。巨匠は、その作風どおり、やっぱり超素直ですねえ。私だったら、第1位はフランソワーズ・アルヌールが暗く哀しい「ヘッドライト」、第2位は、死者しか愛せないようなヒッチコックの「めまい」、男二人と女一人の三角関係が眩しかった「冒険者たち」が第3位。アヌーク・エーメが美しかった「モンパルナスの灯」、戦争と少女愛が強烈だった「シベールの日曜日」と続きます。あ、そうそう、ジャンヌ・モローは「恋人たち」「突然炎のごとく」「エヴァの匂い」と恋愛映画のスリーカードの持ち主です。敬服! 新しいところでチャン・ツイィーの「初恋のきた道」をしのぐ純愛は、滅多に観られなくなりました。監督のチャン・イーモウさんも、すっかり営業に走ってしまったし……日本映画については、また書き込みます。

  石垣の苔のみどりに五月尽く         大波

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