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犯罪映画の悪役たち

悪役シリーズ第三弾です。さて、ギャング映画や刑事モノには、悪いヤツらがどっさり出てきて選択に苦労してしまいますが、無条件にただただ悪いヤツというならば、「ダーティ・ハリー」のスコルピオ(さそり)が一番だという気がします。こいつには、例えば人食い殺人鬼のハンニバルのような哲学もなく、「13日金曜日」のジェイソンのようなマッチョな魅力もなく、うじうじとしているのに無意味に凶悪というどーしよーもない男です。多分、「ダークナイト」のジョーカーのようなファンの支持を得ることもないでしょう。ああ、思い出しただけで鳥肌が立ってくるイヤなやつだ(笑)。次に上げたいのは、「死の接吻」(1947年版)でリチャード・ウィドマークが演じた殺し屋です。こいつは、なんと車椅子の老婦人を階段の上から突き落とすと言う超残酷な男で、ハイエナのような笑い声を上げるのが評判となってウィドマークは映画俳優としてブレイクしました。ブレイク後は、だんだんいい人の役ばかりやるようになってしまって、当時の私をかなりガッカリさせました(笑)。怖かったのは、CIAスパイ映画の「コンドル」に出てくるマックス・フォン・シドーの殺し屋です。学生アルバイトみたいなロバート・レッドフォードのCIA職員が内部抗争に巻き込まれ、この殺し屋に執拗に追われるのですが、眉ひとつ動かさず大量殺人を繰り返す一見紳士風の殺し屋は、マジ怖かったですねえ。シドーは「エクソシスト」で悪魔と戦う神父さん、善悪どちらもイケるという名優でした。

  十薬の十字の群を過ぎりけり        大波

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