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キーシンの夜

私は音楽的ミーハーなので、美女の演奏家しか聴かないのですが(笑)、例外なのがピアニストのエフゲニー・キーシンです。とにかくバカテクというか、超絶技巧のテクニシャンでありながら、なんとなく凛々しくて男の子っぽいところに惹かれるんですよね。そのキーシンの演奏会を、赤坂のサントリーホールへ聴きにいきました。前半がプロコフィエフ、後半がショパンというヨダレの垂れそうな美味しいプログラム。プロコフィエフのソナタは、マッハのスピードで鍵盤を駆け抜けるようで、超スリリング。実にカッコよかったです。ショパンのほうは、典雅といいいましょうか、なよなよしていない彫りの深い演奏で、おなじみ「別れの曲」なんか安っぽく涙を誘ったりしない実にダイナミックな感じの曲になっていましたよ。感動したのが、「革命」でした。ロシア人のキーシンが、ポーランド人のショパンに深く共感しながら、雷鳴のような激しさで鳴り響くんです。天才少年ピアニストだったキーシンも、もう不惑の40歳になろうとしているのかな。でもふくよかな童顔は変わらず、あまりおじさんぽくなっていなかったので、若々しいパワーを貰ったような気がした一夜でした。

  春深し半音階を連打して       大波

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