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映画のフィリップ・マーロウ

過日、村上春樹訳のフィリップ・マーロウ物について書きましたが、「さらば愛しき女よ」をはじめ、ほとんどの作品が映画化されていることに気がつきました。たとえば、作者レイモンド・チャンドラー最大の傑作とされる「長いお別れ」は、巨匠ロバート・アルトマンの監督、原題どおり「ロング・グッドバイ」のタイトル(村上春樹訳の新版もそうです)で、映画になりました。この映画のマーロウ役は顔が長いエリオット・グールドでしたが、このマーロウは猫を可愛がっていて夜中にエサを買いに行ったりして、結構マーロウらしい好演だったと思います。この映画には、アーノルド・シュワルツェナッガーが端役で出ているのがミソ。「かわいい女」のマーロウは、だらけた顔つきのジャームズ・ガーナーでしたが、映画としてはまずまずの出来。こちらには、なんとブルース・リーがチョイ役で出ていたのでした。そして、最もマーロウらしいハンフリー・ボガードが出ていたのが「三つ数えろ」(原題は「大いなる眠り」)、何しろ相手役がローレン・バコールだし、監督がハワード・ホークスだし、脚本がウィリアム・フォークナーだし、ボギーにソフト帽はお似合いだし、全く文句ありまっせ~ん。さらに「さらば愛しき女よ」のロバート・ミッチャムは、オープニングで窓からボ~ッとロスの夜景を見ている顔つきが最高! この映画にチョイ役で出ていたのは、ロッキー以前のシルヴェスター・スタローンでした。

  痩せ猫の棲み家となせるつつじ垣        大波

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