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黒川の落花吟行

まるで初夏のようなポカポカ陽気でしたが、空気が湿っていない分気持ちがよくて、まさに吟行日和でした。小田急線新百合ヶ丘駅で多摩線に乗り換えてすぐの黒川は、秋や初夏には何度か吟行していますが、春さなかに「大」の連衆と行くのは初めてかも知れません。駅にはおなじみのJ木さんが、愛犬スズ丸くんをひいてお出迎え。柴犬のスズ丸はちょっぴり成長したみたいで、体重をかけて飛び掛かられるとよろけてグラッとします(笑)。駅から田園地帯に向かうと、梨棚が見事な花盛り。花期の短い梨が咲き揃っているのは、なかなか目にすることができない景だと思いました。本日は里山の奥にある毘沙門堂のところまで行きましたが、草深い堂のまわりには丈の高い桜が数本あって、風が来るたびにハラハラと花を散らすのです。お弁当を開くと、そこにも絶えず花びらが落ちてきて、手にするコンビニ弁当は、たちまち花見弁当に早変り。草に寝転んで桜を見あげると、真っ青な空から休みなく花びらが降ってくる様子が見え、隣で寝転んでいたN子さんが歓喜の声を上げるのが聞こえました。夢のような時間でしたが、さあ、これを俳句にできるか、つ~と、そりゃあとっても難しいのですよ、口惜しいけれど。

  山ひとつ越えれば里の落花かな       大波

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