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大根を弁護する

山猫軒さん、グレゴリー・ペックが大根であるという説には、反対いたしません。ちなみに映画俳優名鑑みたいな本を読んでみると、「アメリカの良識と知性を代表する俳優」とありまして、なるほど物は言いようとはこのことかと思いますね(笑)。ちなみに、どうして下手な俳優を「大根役者」と言うのかと、これも辞書を引いてみると、「いくら食べても当たらないから」ですって、あはは。でも、ペックは、結構当たり役者ですよね。御存知「ローマの休日」は言うに及ばず、古いところでは「渚にて」、その後も「大いなる西部」「ナバロンの要塞」「白鯨」とハリウッド黄金時代を築いた一角と言ってもいいかもしれません。実のところ、私は結構ペックが好きでして、「子鹿物語」「頭上の敵機」「アラバマ物語」「レッドムーン」「マッケンナの黄金」なんか、それぞれ今も面白さが蘇ってきます。もちろん、ペックが何か演技したというのではありませんけれど…。まあ大根というものは、本体はただ真っ白な何の味もしない代物ですけれど、おでん汁をしみこませたり、ミソだれをかけて風呂吹きにしたりすると、とてもうまくてビタミンCもたっぷりです。同じようにゲイリー・クーパーもすぐ共演者に食われてしまう大根さんですが、演出とか共演者とかの味が沁みこめば結構食えると思います。アラン・ラッドもそうかな。虚子みたいに大根の葉っぱが流れていくのに感銘を受けるだけではなくて、大根本体をこれからもせいぜい愛していきたいなと思う私です。そうっすねえ、明日は大根と油揚の味噌汁にしようかしらん(笑)。

  頂に社のありて夕桜         大波

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