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黒澤明はお好き?

NHK=BSでは、このところ、ず~~~っと黒澤明監督の映画特集をつづけていて、彼の作品のほぼすべてを放映したのではないかと思います。昨日の句会では、そのことが話題になりまして、「七人の侍」とか「天国と地獄」とか「白痴」とかそれぞれの好みのタイトルがでてきました。というのは、句会に出た一句に、春の朧の夜には黒澤作品はちと重たすぎるという句意のものがあったからなのです。確かに、「用心棒」の砂嵐、「羅生門」のギラギラ照り、「七人の侍」の土砂降り、「生きる」の夜の雪などを考えると、静かな朧夜に観るには黒澤作品はあまりに重ったくて、ちょっとどうかと思いますよねえ(笑)。さて、今なお人気の高い黒澤作品ですが、あなたの好きな一本、好きな場面はどれでしょうか? いろいろありますけれど、私は「酔いどれ天使」が面白くてしかたないんですよね。新人デビューの三船敏郎はメチャクチャよかったですし、笠置シヅ子の「ジャングル・ブギ」も最高! そしてギターを爪弾く悪役・山本礼三郎の凄味が忘れられません。新しい作品では、「夢」の狐の嫁入り行列かなあ。音楽のリズムに合わせて仮面の狐たちが一斉にキッとこちらを向くシーンが妙に胸に焼き付いています。まあ、実を言えば、「生きる」や「赤ひげ」「生きものの記録」「悪い奴ほどよく眠る」などに感じられるお説教臭さは、私はなんとなく苦手なんですけれどね。

  どぶ川やちらほら花の影映し       大波

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