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マイ・ファニー・ヴァレンタイン

レコードを買う前に必要なのがレコード・プレイヤー。もう半世紀も前の学生時代のことですが、当時、ラジオに直接つないでレコードを聴くことができる簡易プレイヤーみたいなものが安く売られていて、私はそれを使っていました。それにかけた最初のLPアルバムが、日本編集のジャズ盤「マイルス・デヴィス傑作集」という一枚で、この中の「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」という曲にノックアウトされて、それ以来ジャスにズッポリはまってしまったという次第です。それから、「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」の入ったレコードやCDは、何世代も何種類も買い換え買い足して聴き続けているわけですが、この曲は確かに二月のヴァレンタイン・デー前後の深夜に静かに聴くのが最もふさわしい気がします。今ではマイルスの他に、フランク・シナトラ、チェット・ベイカー、リー・ワイリーなどが愛聴盤になっていますが、この曲は映画でもよく使われていて、「夜の豹」でキム・ノヴァクが歌ったのが印象的です(吹き替えらしいですが…)。それ以上に最高!だと思ったのは、「恋のゆくえ~ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」という映画のエンドタイトルで、ミシェル・ファイファーが歌った「マイファニー…」で、これは吹き替えなんかでは全くなかったのに、ミシェルがあの映画以外に決して歌わないことがいまだに信じられません。ともあれ、きょうのヴァレンタインデーはチョコを頂くことなんか殆ど期待せずに、「マイ・ファニー…」のメロディーを頭の中で鳴らしながら、ゆっくり俳句吟行を楽しみたいと思っている私です。

  山肌に墓の貼りつく春一番       大波

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音楽」カテゴリの記事

コメント

娘がヴァレンタイン・デイの生まれなので「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」のジャズは沢山コレクションしています。オリジナルはミュージカルの「ベイビー・イン・ジ・アームズ」だったかな。ジュディ・ガーランドが主演したやつ。歌のベストはエラ。ヴァースから歌っています。チェットの初期のプレイはマイルスよりいいですよ。「シングス」の中性的な声の歌もいいですが。
この歌を作ったロジャース・アンド・ハートのコンビのスタンダードが一番古き良きアメリカの感じがあって好きですね。リー・ワイリーの十八番「マンハッタン」もこのコンビの作品だったかな。小説「イギリス人の患者」(映画にもなった)にも出て来ましたね。

投稿: 猫髭 | 2009年2月14日 (土) 02時58分

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