« 2009年2月7日 | トップページ | 2009年2月9日 »

「珊」という俳誌

結構さまざまな結社・同人から俳誌の御贈呈を受けているのですが、たぶん一番頁数が少ないのが「珊」という俳誌ではないでしょうか。薄いほうではヒケをとらない「大」の半分以下の16ページですからね。「珊」は深見けん二、今井千鶴子、本井英のホトトギス俳人三人で作っている季刊の俳誌で、創刊当時は藤松遊子さんがメンバーの一人でしたが、藤松さんご逝去のあと本井さんに代わりました。驚いてしまうのが一年前につくられた作品とはいえ、毎号各人三十句もの俳句を掲載していることで、それが二十年間つづいて、ついに八十号を越えるところまで来ているのですから、ほんとうに俳句を愛しぬいてこられた方々のパワーにはつくづく感心し、また、深く感動してしまいます。もちろん俳句は珠玉ぞろいですが、毎号楽しみにしているのが、お一人ずつの季題をめぐる小エッセーです。最新の81号で深見先生は「雲雀」について書かれており、先生のお住まいの所沢では、開発が進むにつれて以前はよく聞いていた雲雀の声が絶えてしまったことをさみしそうに書かれています。私の住まいのマンションでも以前は春ごとに楽しくさえずっていた雲雀の歌を聴くことができなくなり、さみしさは同じです。まだまだ寒いですけれども、雲雀の声がない春がまたやってきましたね。

  下萌に休み休みの老の脚        大波(別にさほど無理はしていませんよ)

| | コメント (0)

« 2009年2月7日 | トップページ | 2009年2月9日 »