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万太郎の二月

山猫軒さん、猫髭さんと、猫が二匹も店先に姿を見せてくれて、嬉しいな。立春が過ぎれば、猫の恋の季節ですもんね。久保田万太郎に「種彦の死んでこのかた猫の恋」という句があって、なんとなく好きなんですよ。万太郎と言えば、「二月」という季語を使った句を彼ほどどっさり使った人はいないかも知れませんね。それがまた、見事にキマった句ばかりなんです。「波を追ふ波いそがしき二月かな」「人のよく死ぬ二月また来りけり」「何ごとも白紙にもどす二月かな」「われとわがつぶやきさむき二月かな」…多くは、徹底して「二月かな」で止める句です。たぶん「二ン月の」という使い方をした句は、無いと思います。文人俳句の矜持でしょうか。万太郎はまた、「余寒」の句もよく詠んでいました。「夕焼の消えるすべなき余寒かな」「干柿のなかなかあまき余寒かな」「人よけて犬いそぎ去る余寒かな」…立春を過ぎれば、「余寒」という大好きな季語が使えるんですよね。まだまだ寒いけれど、俳句もメタボとの戦いも春の陣でござりまする。

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  立春大吉犬の胴衣のあかね色     大波

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