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「ブタがいた教室」鑑賞

完全に子どもが主役の映画でした。「受け」の演技に徹した妻夫木聡先生の懐の深さに拍手! ブッキー(妻夫木)先生が、担任の6年2組にブタを連れてきて、「みんなでこのブタを育てましょう。そして最後にみんなで食べましょう」と言います。子どもたちはブタにPちゃんと名前をつけて、育て、遊び、考え、愛し、卒業前にいよいよPちゃんをどうするのか、決断に迫られます。26人の子どもたちはPちゃんを本当に食べてしまうのか、ほかに手段はないのか、「いのち」というものを考えながら、大ディスカッションを繰り広げるのですが、この時の子どもたちの言葉、表情は全く演技ではないのですね。涙を流しながら意見をぶっつけあい、時には掴みあいのケンカにまで発展する本気の議論です。正直、魂が震えました。最終的には、辛い決断をしなければならないブッキー先生、彼が子どもたちと共に悩み、苦しむ自然体の演技も強く胸を打ちました。大河ドラマもいいけれど、先の「闇の子供たち」といい、ブッキーはやっぱり映画の人だなあ、としみじみ思いました。ブタのPちゃん、ピンク色のお尻を振って走る姿のなんとかわいいこと! あんなブタと一緒に暮らしたら、やっぱり私も豚肉は食べられないと思うでしょう。でも、生きるためには、やっぱり食べる。その矛盾こそが、この映画のテーマなのでした。

  寒玉子結露の窓のまぶしくて      大波

  

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