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ある挨拶状

この時期になると、年賀の喪中欠礼のハガキが毎日とどきます。このトシですから、毎年喪中ハガキは増えていき、それはそれで切ないものがあります。しかし、きょうとどいた一枚のハガキは喪中ではなかったものの、さらに強く胸にひびくものでした。私が報道の世界で飛び回っていた頃、同じ釜のメシを食ったとも言える仲間の一人、同郷の編集マンのご家族からいただいた挨拶状です。それによりますと彼はこの六月から「認知症」で入院し、ご家族に「世話になった皆さんにご無沙汰のお詫びがしたいが、もう自分では挨拶することができないから、代わりに挨拶状をだしてほしい」と頼んだのだそうです。挨拶状には、これまでのご厚情を深く感謝いたしますとあり、これで最後の挨拶とさせていただきたいと結んでいます。あんなに友情に厚くて、優れた報道感覚の持ち主で、明るく頼りになるやつだった彼が!…どんな「欠礼」のハガキより悲しくて、個人的な交友関係のことですが胸にしまっておくことができなくて、ここに書かせていただきました。きょうは、俳句は休ませてください。

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