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紀伊国屋寄席

新宿の紀伊国屋(スーパーじゃなくて書店の方です)ホールで月に一度催される「紀伊国屋寄席」、今夜ひさびさに行ってきました。相変わらずこじんまりとして狭苦しいホールは、寒い時雨の夜なのに超満席。最近落語ブームと言われますが、やっぱり高齢者のお客様が圧倒的に多くて若者の姿はチラホラ程度、よ~く考えてみれば私も高齢者ですが(笑)。今夜はなかなか聞きごたえのある噺がそろっていましたよ。人気の立川志らくの「寝床」はテンポがよくてギャグが新しくて、義太夫狂いの大家さんをめぐる滑稽談は結構笑えました。もうベテランの域に入っている鈴々舎馬桜の廓ばなし「文違い」は男を騙しながら自分も男に騙されている花魁の描写が哀れで滑稽で、古い色里の世界にたっぷり浸ることができました。トリを取ったのは三遊亭円窓。最近ではテレビでも姿を見ることもあまりなく、ほんとうに久しぶりに高座姿に接しましたが、ぐっとトシを取った割りには声もよく張っていてパワフルな「火事息子」を聞かせてくれました。家を飛び出して町火消しとなった息子が実家の火災に駆けつけて両親と再会するというおなじみの人情噺を、円窓師はたっぷりと演じてくれ、ああ、やっぱり落語はいいなぁと堪能しました。寄席がハネて紀伊国屋の外に出ると、ブルブルッ、新宿の時雨の夜は寒いなあ~~。

  打ち出しの太鼓の送る時雨傘       大波

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