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追悼 フランク永井

自殺未遂以後、フランク永井以外の歌手が歌う「有楽町で逢いましょう」などを聴くと、悲しくて悲しくて仕方ありませんでしたが、とうとう亡くなったというニュースに一層哀悼の気持ちが深まっています。私が大好きなフランクの歌は、今の季節にぴったりな「公園の手品師」。低音だけれど決して重くならないフランクの柔らかいバリトンがよく活きた歌だと思います。フランクにぴったり寄り添った作曲の吉田正はもちろん素晴らしいけれど、「銀杏は手品師、老いたピエロ」という作詞の宮川哲夫も、超オシャレなんですよねえ。フランクのLPで私が所蔵している愛聴盤は、ジャズスタンダード曲ばかり集めた「オール・オブ・ミー」という一枚。つきあっているジャズメンの顔ぶれがマジすっげえ! お祭ドラムのジョージ川口御大に、クラリネットは鈴木章治、テナー与田輝雄、ペット福原彰、ピアノ秋満義孝、ギター横内章次等々のオールスタープレイヤーです。彼らのゴキゲンな演奏に乗って、フランクが明るく楽しくよくスイングすること! あまり楽しそうなんで、かえって哀しくなってしまいます。ふたたび歌謡曲に戻って、「東京ナイトクラブ」などを聴きますと、嗚呼、フランク永井も松尾和子ももうこの世の人ではないんだなあ、と溜息をついてしまう秋の夜長でした。

  カラオケのマイク離さぬ文化の日      大波

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