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古畑任三郎と緒形拳

緒形拳さんが急逝されたあと、あちこちのテレビ局で追悼番組を放映しましたが、そのうちの一本がフジの「古畑任三郎スペシャル~黒岩博士の恐怖」。もちろん再放送ですが、私はこれを今まで観ていませんでした。緒形さんは警察の監察医で殺人者という役でしたが、べらんめえ口調で古畑の追及を外したりかわしたりする軽妙な演技が実に面白く、やっぱり大した役者だったんだなあ、とつくづく感じ入りました。特に実験用のバーナーでするめを焼きながら、古畑と虚虚実実のやりとりをかわすくだりは三谷幸喜脚本もノリにのっていて、こんな緒形さんのコメディ演技をもっともっと観たかったなあと思いました。NHKの追悼ドラマは「破獄」と「帽子」の硬派二本立て。ほかにBSやCSで「復讐するは我にあり」などの映画も放映されましたが、ほんとうは私がもっともテレビで観たかったのは、「必殺仕掛人」で藤枝梅安を演じた緒形さんでした。藤枝梅安役は、古くは田宮二郎が、最も新しいところでは岸谷五朗が演じていますが、凄みと愛嬌を兼ね備えた梅安役は、緒形さんがピカ一だったと断言いたしますっ!

  下り鮎仕掛けて仕損じなしといふ      大波

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