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追悼 ポール・ニューマン

ポールは私より一回り年上です。ボクサーのロッキー・マルシアノを演じた「傷だらけの栄光」が忘れられません。相手役のピア・アンジェリが大好きだったせいもありますけれど……。この映画は、スティーブ・マックイーンが端役で出演していたのでも有名ですが、つい先頃CSで放映されたので、狂喜してDVD録画しました。次いで忘れられないのが、やはり「ハスラー」でしょうか。これも相手役のパイパー・ローリーがかつてのお姫様役をかなぐり捨てたような哀れ演技が最高で、ポールもアカデミー賞を獲った「ハスラー2」なんか問題にならないほどシャープで、ヤクザっぽくて、超カッコよかったなぁ。ほかには尖んがった囚人役の「暴力脱獄」、ビリー・ザ・キッドに扮した「左ききの拳銃」、現代西部劇の「ハッド」とかが印象的でした。「明日に向かって撃て」以降は、あまりにスターになりすぎちゃって私としては敬遠気味でしたが、最近作の「ロード・トゥ・パーディーション」は、トム・ハンクスの殺し屋に復讐されてしまうマフィアのボス役がミジメったらしくてなかなかよかったです。でもこの映画では、ターゲットの最後の姿を必ずカメラに納める奇癖のある別の殺し屋ジュード・ロウの怪演に、トムもポールもころっと負けてしまっていて、ひしひしと時代の移り変わりを感ぜずにはいられませんでした。ポール、長い間、ごくろうさんでした。

  十月や小さき鉢の花を購ひ       大波

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