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色の一句

秋めいてきたところで、新刊の句集がドカドカ家に届きはじめています。読書の秋、ということでしょうか。そのなかに、片山由美子さんからの「色の一句」(ふらんす堂)というのがありまして、開いてみると、これは句集ではなくて「色」をめぐる俳句のアンソロジーなのでした。ふらんす堂さんのHPにアクセスしたことがある方ならば御存知でしょうが、一日に一句ずつ取り上げて片山さんが読み説いたものを一年分、一冊にまとめた本なのですね。私はあまりマジに読んでいなかったのでうっかり見過ごしていたのですが、な、なんじゃこりゃ、あっしの句も入っているじゃあありませんか! 「ふりかへり誰も居らざる片かげり」という句、片山さんのご配慮なのかどうか分かりませんが、妻の命日の7月30日に取り上げられています。このシリーズでは、以前「食の一句」という櫂未知子さんのアンソロジーに妻の「新涼のパエリア鍋を買ひにけり」という句が取り上げられています。なんと、妻が「食」で、私が「色」か……現実にはその真逆だったのにね(笑)。

  眉間皺深く烈しき秋の日に     大波

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