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女と味噌汁

不思議なもので、女優さんの話などを書き込むと、アクセス数がどっと跳ね上がるんです。そうかそうか、浅丘ルリ子大明神のご利益だな。ではしばらくは女優さんをめぐる世間話をつづけてみようではありませんか(笑)。むかし、テレビの東芝日曜劇場で平岩弓枝原作の「女と味噌汁」というのがありましたが、覚えていらっしゃいます? 池内淳子扮する芸者さんが、お座敷を済ませた後、ライトバンで移動屋台の味噌汁屋を営むという浮世離れしたドラマで、私は毎回楽しみに観ていました。このドラマを映画化したのが、俳人映画監督として知られる五所平之助。最近CSの日本映画専門チャンネルで放映されたのを観ましたが、いやあ池内淳子の輝くばかりに美しいこと! 妹芸者役の長山藍子とともに、お色気と庶民性ならば誰にも負けないわ、と言わんばかりの存在感でした。たしかこの映画が五所さんの最後の作品だったと思いますが、久保田万太郎に師事した五所さんらしい暖かくて庶民的な演出が、池内淳子をよく生かしていました。「木枯や白くて甘き握り飯」(五所平之助) ね、味噌汁ではなくてお握りですが、ぴったしカンカンでしょ? 名匠巨匠というのではないけれど、こんな味噌汁映画をつくる職人芸の監督さんて、もう出ないのかしらん。

  秋茄子の味噌汁すする晩餉かな       大波

  

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