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歳時記のない俳人

先月は近江八幡に吟行に行ったので、国立矢川緑地を吟行したのは2ヶ月ぶり。いやあ、ビックリしましたねえ。冬場は水を抜いてしまうのか、涸れて水草も生えていなかった湿地帯に、きょうは豊かに水が湛えられて、ガマの穂などの草も丈高く生え揃い、風景が一変しているではありませんか! きょうの暑さは真夏なみでしたので、この涼しい緑地の景にまことにホッと癒されました。しかし、どうも背負ったデイバッグが軽いなと思ったら、なんと歳時記や電子辞書などの吟行七つ道具一式をすべて家に忘れてきてしまっていたのです! 俳人の風上にも置けないおバカ俳人です、私。とりあえず用意周到なM吉くんから文庫サイズの歳時記をお借りしたものの、考えてみれば芭蕉も蕪村も俳句を吟ずる旅には、歳時記も季寄せも持ってはいなかったでしょう? ほとんど頭のなかの歳時記だけで即吟をこころみたところ、こりゃ不思議千万、いつもよりはるかに軽々と俳句の数々が浮かんでくるではありませんか。歳時記頼りの句作よりも、このほうが本スジだったんですねえ。お借りした歳時記は、句会の前のチェックに役立たせていただきました。今頃本来の吟行句のつくりかたに目覚めたウッカリ俳人、これまた貴重な経験でした。

  木道をわたり盛夏となりにけり       大波

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俳句」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
今日の「増俳」はなんと大波さんのお句ではありませんか!

  庶務部より経理部へゆく油虫 境野大波
 
楽しいお句ですね。
大波さんのお句はどれも分かり易くって、私にも通じます。
そして句材はどこにでも転がっているよと教えてくれます。

投稿: 紅椿 | 2008年7月 7日 (月) 15時39分

あ、親分親分てえへんだ、増俳に載ってやすぜ!と御注進に及んだら、もう紅椿さんが御注進。

でも、感想があたくしと違う。
よりによって何でこんな昔の変な句選びやがって!「大」の品格が下がるw

  水郷や遠見の百合のほの白き

とか、

  梅雨蝶やデヴィッドの墓ジョンの墓

とか、もっとこの時期、お笑い芸人が詠んだようなやつじゃないのあるだろが。
この分だと、冬になると出るなあ、あの

  水洟やあなた垂らせばわたくしも

が。それで春になると、

  ばか貝のおほきな貝はうんとばか

読者の皆さ~ん、「大」は「笑点」じゃありませんよ~。

池田澄子さんの本(多分「あさがや草紙」として連載していたものかな)買いに行ったけど、まだ出てませんでしたね。風天(渥美清の俳号)さんの俳句の本が出てた♪

投稿: 猫髭 | 2008年7月 7日 (月) 23時14分

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