« 2008年7月17日 | トップページ | 2008年7月19日 »

オペラの花道

オペラを知らなければクラシック音楽の真髄を知ったことにはならない、とはよく言われることです。実際、私も一時期オペラにどっぷりハマったことがありまして、寝ても醒めてもやれヴェルディだやれプッチーニだと心を奪われっぱなしだったりしたものです。そのころの名残で、私の本棚には、今なお山のようにオペラのレーザーディスク(CDじゃないっすよ!)が貯蔵されているのであります。オペラは音楽とドラマが一体化した究極の芸術だと今でも思いますし、ナマでオペラの舞台を観たときの興奮、熱狂はいつでも胸に蘇ります。でもさ、オペラのあのチケットのバカ高さには、年金生活者の私、もうついていけないのですよ。それにあの気が遠くなるほど長い時間の舞台には、残り時間の少ない年寄としてはもうつきあっていられないという気分になったのはムリもないんじゃないでしょうか? でも、どなたかチケット代を払ってくれると言うならば、ハナシはぜんぜん別。喜んで国立劇場でもNHKホールでも、どこでも飛んでいきます!(笑) その場合、もう一度観たいオペラは次の三本。まずはビゼーの「カルメン」、あまりに通俗的と言われるかも知れませんが、出てくる歌という歌すべてが名曲という奇跡の音楽劇だと思います。次はオッフェンバックの「ホフマン物語」、さまざまな愛にさすらう詩人ホフマンの姿が、なんだか切なくて…。そして最高のオペラだと思うのは、モーツアルト「ドン・ジョバンニ」です。極悪非道の色事師ジョバンニが悔い改めることを徹底的に拒否して地獄の劫火に墜ちてゆくという展開こそが、モーツアルトの「闇」なんですよね。最高! もう一度だけでいいから、観たいよお!!

  極悪の声なく笑ふ夏芝居        大波

| | コメント (0)

« 2008年7月17日 | トップページ | 2008年7月19日 »