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歳時記のない俳人

先月は近江八幡に吟行に行ったので、国立矢川緑地を吟行したのは2ヶ月ぶり。いやあ、ビックリしましたねえ。冬場は水を抜いてしまうのか、涸れて水草も生えていなかった湿地帯に、きょうは豊かに水が湛えられて、ガマの穂などの草も丈高く生え揃い、風景が一変しているではありませんか! きょうの暑さは真夏なみでしたので、この涼しい緑地の景にまことにホッと癒されました。しかし、どうも背負ったデイバッグが軽いなと思ったら、なんと歳時記や電子辞書などの吟行七つ道具一式をすべて家に忘れてきてしまっていたのです! 俳人の風上にも置けないおバカ俳人です、私。とりあえず用意周到なM吉くんから文庫サイズの歳時記をお借りしたものの、考えてみれば芭蕉も蕪村も俳句を吟ずる旅には、歳時記も季寄せも持ってはいなかったでしょう? ほとんど頭のなかの歳時記だけで即吟をこころみたところ、こりゃ不思議千万、いつもよりはるかに軽々と俳句の数々が浮かんでくるではありませんか。歳時記頼りの句作よりも、このほうが本スジだったんですねえ。お借りした歳時記は、句会の前のチェックに役立たせていただきました。今頃本来の吟行句のつくりかたに目覚めたウッカリ俳人、これまた貴重な経験でした。

  木道をわたり盛夏となりにけり       大波

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