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「ちりとてちん」総集編

昨日と今日の二日間、「ちりとてちん」の総集編が放送され、朝食の後片付けもしないでテレビに噛り付いてしまいました。半年間の放送を、前後編あわせて3時間20分に編集するのですから、骨組みだけの「ちりとて」になってしまったのは、まあ止むを得ないことでしょう。DVDの完全版を待つのみです。でも、総集編は泣かせどころはきちんと抑えて、その場面場面を丁寧に再構成していましたので、おお、おお、私はまたぐちょぐちょに泣いてしまいましたわい(笑)。それよりも感心したのは、総集編というかたちで全体を見渡すと、「ちりとて」の脚本がいかに先々を見通して、しかも懐深く書かれていたかということです。朝ドラの一代記もので、子ども時代のエピソードが半年先のラストまで生きているというのは、実にすごいことだと思うのです。脚本の藤本有紀さんの緻密な構成力と、端役のはしばしにまで愛情を降り注いだ人間性に、今更ながら賛辞を惜しみません。考えてみれば、こんな傑作の前後に放映された他の朝ドラは、不幸なめぐりあわせだったのかも(笑)。でも、もう少し頑張ってほしいよね。

  小さき木は小さく揺れて夏立ちぬ       大波

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

会う人毎に絶賛する「ちりとてちん」、初めて昨日の朝総集編で前編見ました。いや、落語家の話なのに、肝腎の落語がひどい。噺の間がわかってねえんじゃねえのかと首を捻るほど下手。西田敏幸が借金取りに追われる落語家林屋亭どん兵衛をやった『タイガー&ドラゴン』の方が、思わず西田敏幸は落語家になっても食えるんじゃないかという味があり引き込まれましたが、この役柄の芸あればこそチンピラの長瀬智也が魅入られてしまうという筋が生きる、しかし、この渡哲也に顔が似ている、多分弟か(余り下手なんで名前忘れた)のひでえ間延びした噺では芸のかけらも見られず、何でこんな下手な噺に主人公が惹かれるのかサッパリわからず、乗れませんでした。ここ一番大事なとこです。いくら本が良くても役者が立たないとダメ。
すいません、初めて見たので、毎日見てると、他の見所で気にならなくなるのでしょうが、これが伝説の落語家の落語かよとあきれてしまったので。折角カメラが女房の死病を知って噺が出来なくなって動揺するシーンを手持で見事に撮った後で、再び高座に突然上がり、何ですか、あの「空にはひばりがぴーちくぱーちく」って棒読みは。

投稿: 猫髭 | 2008年5月 6日 (火) 21時53分

「ちりとてちん」の文字を見ると書かずにはおられない・・。
まだ病気が続いているようです。
今年はたんぽぽにも過剰反応しています。
総集編、見ないと言いながらやはり見てしまいました。
「組!」の時にはちょっとガッカリしたのですが、今回は良く編集されていましたね。
音楽が流れただけで泣けますから、重症です。
猫髭さん、そうなんですよ。私も最初は渡瀬さんの落語は余りお上手ではないと思っていましたが、そのうちに愛着が湧いてきて、今ではあれが私にとっての「愛宕山」になってしまいました。
「おせん」も続けて見ていますが面白いですね。おふたりが絶賛される訳です。

投稿: 紅椿 | 2008年5月 7日 (水) 21時54分

紅椿さん、そうでやすかい。やはり、毎日見ないと味が出ない。
と言っても、あっしの愛宕山は文楽ですからねえ、あの幇間一八が渡瀬某に出来るとはちょっと。こういう名人芸のある噺を選んじゃうのは脚本ミスざんす。
「おせん」はいいでげすなあ。今回もうまそうでした。すぐととろ食っちゃったよ♪

投稿: 猫髭 | 2008年5月 7日 (水) 23時56分

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