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十万人歳時記

郵便受けに入りきらす、半分以上はみ出している小包があり、何だろうと思って開けてみたら、「ザ・俳句 十万人歳時記(春)」(第三書館)という本でした。こんな本頼んだおぼえはないぜ。歳時記に添えられた手紙を読むと、どうやら贈呈本らしいのですが、ええっ、春夏秋冬新年の全五巻プラス総索引の全部を贈呈してくれるっちゅうの? 何でも宗因・芭蕉の昔から現代に至る俳人十万人の例句を収めた歳時記だそうで、パラパラ頁をめくってみると、季語解説はすべて3~4行のいたって簡単なもの、その代り例句はイヤというほど数多くずらりと並んでおり、な~るほど、これは歳時記というより季語の例句集なんだなと思いました。これだけの数の例句があるのだから、ひょっとすると自分の句も入っているかも知れないと思い、別冊の索引名簿を開いてみると、すべて「音読み」でコンピューターのソート順に従って作られたとのことで、私の苗字「境野」は「サカイノ」ではなくて「キョウヤ」で引かないと出てこないんですね。探し出すのに汗かきましたよん。私の句は二句ほど入っていましたが、ほかにも親しい句友の句がどっさり見つかりました。みんなのところにもこの「十万人歳時記」が送られたのかな? いずれにしても、自分が十万分の一ぐらいの俳人であることがわかって、まずは目出度いことで…(苦笑)。

  菖蒲湯に古希と不惑の父子かな        大波

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