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あなたの俳句は…

正確な書名はちょっと違うのかもしれませんが、本屋さんの店先で「あなたの俳句はなぜ佳作どまりなのか」という本を見かけ、ややたじろぎました。なんだか怖くて手にとってみることもしなかったので、どんな内容なのか全く分かりません。きっと俳句上達に役に立つノウハウがいっぱい書いてあるのだろうと思います。でも、でも、佳作でどうしていけないのでしょうかねえ?ちなみに、広辞苑で「佳作」を引いてみると、①できばえのよい作品。②入選に次ぐすぐれた作品。などとなっています。でも「佳作どまり」という言い方は、作品の出来がいいということではなくて、昔の「天地人」の「人」位に当たる最低ランクだということを意味しているらしいのです。結社の主宰や代表が授けて下さる「天」位「地」位、あるいは「入選」「特選」を有難い宝物のように思う俳句ランク主義、実は私はあんまり好きじゃないのですよね。絶対的基準のあり得ない主宰一個人のランク付けよりも、句会に集まった多くの仲間の互選のほうを信じたいという気持ちが強いのです。勿論これは、虚子のような凄まじい眼力の持ち主を指導者に仰いだ場合を除いてのハナシですよ。昨夜も句会があったのですが、きわめて民主的な互選句会でしたので、とっても楽しかったのです。ただ、席題が季語ではなくて「妻」という一文字でしたので、私は四苦八苦してしまいました。亡くなった妻の思い出俳句は作りすぎるほど作って、もう出し殻状態でしたし…。でも互選の結果、次の私の「妻」句が最高点を取りました。有難いことです。

  くちなはの妻の脱ぎたる衣かな       大波(くちなは=蛇)

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