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映画館に行かざるの記

ふっと気がついてみると、今年になってちっとも映画館に行ってないのですよ。あれが最後だったなぁ、オダギリジョーと三浦友和コンビの「転々」。ぜひ観たい映画が来ないからというのが主な原因なのですが、もうひとつ、完全入替制のシネコンという入れ物が、私のようなオールド映画ファンの性に合わないんですよね。むかし、映画館には、好きな時間に入場して映画の途中から観始めて、次の上映でその箇所にくると映画館を出るというのが当たり前だったじゃないですか。たとえミステリ映画だって、結末を観たあと最初のタイトルから観始めるのに、別に違和感はありませんでしたよね。だから自分の時間を自由に使うことが出来て、ちょっと時間が空いたから映画でも観ようかという気楽さもありました。今のシネコンはそれが不可能。あらかじめ上映時間を調べてから映画館に行くというのが億劫で億劫で…。座席がふかふかと豪華になり、完全入替なので立ち見をせずに済み、音響施設その他がたいへん進んでいるという利点がいっぱいのシネコンですが、失ったものも大きいでは…。上映中にトイレに立つのにあんなにコソコソしなけりゃならないというのがイヤ。劇場で売っているポプコーンをガサガサする音があちらでもこちらでも五月蝿いのがイヤ、本編前のCMと予告編が気が遠くなるほど長いのもイヤ!! そして何よりイヤなのが、時間を管理されているような窮屈な感覚です。映画から自由と反抗心が失われつつあるという感じさえするのですが、これって被害妄想?

  宇都宮餃子の湯気や若葉冷         大波

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