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五月の俳句

五月もはや十日、三分の一を消費してしまいましたね。「五月」の文字の入った句を作ろう作ろうと思いながら、いまだに詠めないままでいます。こころみに誰の全句集でもいいから、索引で「五月」をひいて句を読んでみてください。ほとんど成功例のないのが、おわかりでしょうか。私の記憶に残る「五月」の句といえば、寺山修司の「目つむりていても吾を統ぶ五月の鷹」と、奥坂まやの「地下街の列柱五月来たりけり」の二句ぐらいでしょうか。つまり「五月」という季語は、なんとなく「青春」の香りがするので、老いの文芸である俳句での取り扱いはなかなか難しい、と思わざるを得ないのです。ダイナミックに詠むといいのかも知れませんね。例えば中村汀女の「噴水の玉とびちがふ五月かな」みたいに…。きょうは月に一度の「大」の吟行の日。「五月」をうまく詠み込むことができれば上々ですが、きっとまたうまくいかないだろうなあ。せめてなんとか初夏の季感のある句を詠みたいものだと弱気になりつつ、短冊の用意などをしている私です(笑)。

  長男は雲突くをとこ五月富士        大波

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