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長谷川双魚の俳句

だいぶ前になりますが、阿部青鞋とか、橋閒石とかのシュールな俳句にのめりこんだ時期がありました。だって、例えば青鞋の「靴下に穴のあきたるうれしさよ」や、閒石の「生り余れるところ寒しや青葉木菟」などの俳句って、面白くてつい笑い出したくなってしまいますからね。長谷川双魚は「雲母」育ちだけあってもう少し写生俳句に近いのですけれど、そこはかとないシュールな味わいがやはり大好きでした。「冬扇おもひ出せしが忘れけり」「金貸してすこし日の経つ桃の花」…ね、シュールで可笑しいでしょう?師の飯田龍太は双魚の俳句について「おかしみとかなしみの微妙な交錯」と的確な批評をしているのですが、それってある意味では俳句の理想ですよね。私の理想でもあります。「かたつむり老いて睡りを大切に 双魚」もっと勉強しなくちゃね。本日は「大」の句会がありまして、出句したなかで自分のもっとも気に入った一句。

  春闌けて玻璃の向うの八代亜紀        大波

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