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読む落語

朝ドラ「ちりとてちん」は、これも上方独自の演目「はてなの茶碗」をかなり丁寧に紹介しておりましたが、こうした落語の名作を知るには、もちろん高座に接するのが最も手っ取り早い筈です。しかし東京にいて上方落語の高座に行くのは至難の業。DVDやCDだって音楽ほど簡単に買うことも出来ず、第一レンタル屋さんにだって落語はほとんど置いてないでしょうね。お笑いDVDは腐るほど棚に並んでいるのに…。そこで昔ながらの速記本というか、落語名作全集の本を読むというのが次善の策となります。幸い「ちくま文庫」には落語関連の本がずらりと揃っていまして、志ん生、志ん朝親子のものは噺集のほかに、志ん生の自伝の名著「びんぼう自慢」や「なめくじ艦隊」まであるのが嬉しい限りです。上方落語では、米朝と枝雀の噺コレクションが完備してありまして、「ちりとてちん」に出てくる上方落語は殆どこれらのコレクションで知ることができます。落語に「雑俳」というのがありますように、落語は俳句の親戚スジのような気がするんです。いろいろな愉快な噺を知っていれば、俳句はより豊かになるような気もするのです。次の俳句は、ちょっと季節はずれですが、落語の「御慶」を知っていなければできない俳句でした。

  新幹線席をくるりと御慶かな      大波

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